何事も初めてのことは分からないこと、
分からないからこそ一歩踏み出せないこともあるかと思います!!
私もそうでした。
ですので、まず第一弾として、すぐに出来る「個人花屋」の開業のはじめ方を記載していきたいと思います!!
magu.の信頼性
本記事を書いている私は花屋歴9年目(花会社6年、個人3年)になります。
大学卒業後、すぐに最大手花屋に入社し、その後、店舗責任者や最年少エリアマネージャー・本部企画など花屋店舗に関するノウハウのある程度を経験。
現在は、個人で花屋をしております。
形態としては少し特殊で店舗を持たず、
様々な店舗様(業種問わず)の軒先をお借りして、毎日、お花の装飾兼販売。
本当にたくさんの支えや応援があり、
個人で動いてから、なんだかんだで3年目を迎えることが出来ました。
そんな私の実体験を踏まえ、
誰かのお役に立てたらと思い、このブログを始めさせていただきます。
すぐに出来る「個人花屋」の開業のはじめ方【基本的な手続き編】
何かを始める!!
という時はなんだって大変なことが多いと思います。
ただ、それは、
案外、「分からないから大変」ということが大半な気がします。
今回は、
「花屋を開業したい!!けど、やり方が分からない!!]
という方に向けた開業する為に必要な基本的な手続き編です。
開業〜仕入れまでの基本的な流れ
- 管轄の税務署にて「個人事業の開業・廃業等届出書」の提出
- 仕入れする市場に、「買出人章」の申請
以上の2つだけを行えば、
基本的にだれでも「個人として花屋を始める」ことが出来ます。
花屋の開業はハードルが低く、
反対に継続していくという面でハードルが高くなるので、
長期的な事業計画は必要となります。
1、管轄の税務署にて「個人事業の開業・廃業等届出書」の提出
手続き関連は少し面倒くさそうななイメージがあり、
ハードルが高く感じられますが、
開業の申請書に関しては、記載箇所も少なく提出するだけなので実際はとても簡単です。
基本的に、個人として働き収益を得る場合は、
開業した一ヶ月以内に「個人事業の開業・廃業等届出書」を管轄の税務署に提出すること推奨されております。
※管轄エリアは住んでいる地域によって異なるので、調べてみてください。
お花を仕入れる市場での申請に、「個人事業の開業・廃業等届出書」が必要になるので、
市場でお花を仕入れをしたいという方は、この手続きを先に済ませておきましょう。
最近では、『freee開業』というHPでオンライン上での提出もできるみたいなので、わざわざ税務署に行きたくないという方は、そちらをお勧めします。
所得税の青色申告承認申請書
私が「個人事業の開業・廃業等届出書」提出時に聞かれたのが、
「青色申告にするか白色申告にするか」
正直、開業当初、
何も調べて来なかった人間でしたので、上記の内容さえも言ってる意味が分からず、
という感じでした。
ただ結論から言うと、
どの方も「青色申告」にすることをお勧めします。
青色白色に関してですが、
確定申告の際に提出する書類の種類に関してを指しており、
簡潔に記載して恐縮ですが、
白色は非常に簡易的、青色は記載箇所が多い
ただ、最近では白色も青色同様の記載事項が求められるようになった為、
そのメリットもなくなりました。
青色申告の方が明らかに控除に関してのメリットが大きいので、
申告する際は、「青色」を選択し申請書を提出してください。
2、仕入れする市場に、「買出人章」の申請
花の市場は大小様々なところがありますが、
ここでは、
花業界で一番大きい市場「太田市場」における仕入れをする為の証明書の発行の仕方を記載します。
仕入れをする為の証明書は大きく二種類
- セリで大量ロットで仕入れる「買参権」
- 仲卸で小ロットから仕入れる「買出人章」
1、セリで大量ロットで仕入れる「買参権」を発行する為の条件3つ
・常時売買に参加する方が市場取引業務に3年以上従事した経験をお持ちであること。
・業務資金として100万円を有すること。
・過去1年間の仕入実績金額が300万円以上あること。
ほぼほぼ個人として稼働し始めの方には関係ないと思うので、
下記の申請方法、私も申請している「買出人章」の方を覚えておけばいいと思います。
2、仲卸で小ロットから仕入れる「買出人章」発行する為の手順
・交付申請書 をもらう
・「交付申請書」に必要事項を記載の上、大田市場内にある事務所に提出
大田市場内には全部で18の仲卸が並んでいます。
その中で、どの仲卸でも良いので
と話しかけて、書類をもらいます。
その「交付申請書」を記載後、市場内(2階)にある事務所に提出。
以上で、市場の申請は完了となります。
一応、補足になりますが、
早朝、様々な花屋さんが仕入れに来ていて忙しい時間(5:00-7:00)くらいは避けた方がいいと思います。
「交付申請書」の際に事前に必要なもの
・花き関係の仕事をしていることを証明する書類
▶︎ここで「個人事業の開業・廃業等届出書」が必要となりますので、コピーをして持ち込みましょう。
・申請者本人の顔写真
▶︎「買出人章」に貼る為の顔写真です。こんなんなんでもいいので、とりあえず顔写真を持っていきましょう。
・登録費用 3,000円
大田市場に関しては、
駐車場も基本、登録のない車両は入ることが出来ません。
※入り口で毎回、申請手続きすることになります
なので、”交付申請書”を発行するタイミングで、
事務所の方に「車両登録」も依頼しましょう。
これで、基本的な手続きは完了します。
仲卸にもそれぞれに特色があるので、自分好みの仲卸を見つけてみてください。
花のこと、それ以外のことでも、
何か質問がありましたら、お気軽にコメント欄にご記載ください。
分かる範囲・答えられる範囲でお答えします。