「手間要らず!」と言われるけど、実際はどうなの?今回は、
「多肉植物」
をご紹介します!
多肉植物は、あくまで総称のことであって、
特定の種類そのものの名前を指すものではありません!
ですので、普段見慣れているものも
「え!?これも多肉植物だったんだ!」というものもあるかもしれません。
是非、多肉植物の世界を楽しんでみてください!
magu.の信頼性
本記事を書いている私は花屋歴9年目(花会社6年、個人3年)になります。
大学卒業後、すぐに最大手花屋に入社し、その後、店舗責任者や最年少エリアマネージャー・本部企画など花屋店舗に関するノウハウのある程度を経験。
現在は、個人で花屋をしております。
形態としては少し特殊で店舗を持たず、
様々な店舗様(業種問わず)の軒先をお借りして、毎日、お花の装飾兼販売。
本当にたくさんの支えや応援があり、
個人で動いてから、なんだかんだで3年目を迎えることが出来ました。
そんな私の実体験を踏まえ、
誰かのお役に立てたらと思い、このブログを始めさせていただきます。
多肉植物って実際育てやすいの?|種類・育て方・由来
そもそも多肉植物とは?
多肉植物の定義・・・乾燥した過酷な環境を生き抜くために、葉や茎、根などに水分を蓄える機能を持った植物の総称。
多肉植物は、南アフリカやマダガスカル、地中海沿岸などに自生する植物の総称で、
過酷な環境を生き抜くために、進化の過程で今の姿形へと変化した植物たちです。
その奇妙な姿形が人々の人気を集め、今では園芸種など含め、二万種以上あると言われております。
多肉植物の育て方は、一様に同じと勘違いする方もいますが、
実際は、3種類のタイプ(生育型)に分かれており、
それぞれで水やりのタイミング(成長する時期)が異なります。
[多肉植物3タイプ(生育型)]
・春秋型(エケベリア・セダム・ハオルチア・センペルビウム等)
・夏型(アガベ・クラッスラ・ユーフォルビア等)
・冬型(アエオニウム・コノフィツム等)
で、多肉植物って育てやすいの!?
ざっくりいうと、この生育型の時期にお世話して、他の時期は放置すればいいので、
大雑把な人にとっては、めちゃくちゃ育てやすいです!!
多肉植物は、もともと過酷な環境下で生育してきた植物なので、
一般的な植物よりも世話をかけない方がむしろ丈夫に育つのです!
ので、放任主義でいてください笑
多肉植物① サボテン(cactuses)
一般的に、「サボテン」も多肉植物の分類に分けられますが、
「サボテン」に関しては、単一品種で種類が多すぎる為、ほとんどの書籍・ネットでは、
「サボテン」と「多肉植物」
に分類されます。
サボテンはトゲトゲとした針が特徴の植物ですが、
種類によっては、進化の過程で針が退化したものや綿のような見た目になったものなど
本当に様々で、魅力的な植物の一つです!
[由来]
サボテンの名前の由来は諸説あるらしいですが、
濃厚なものとして、
かつて、サボテンの茎や樹液を石鹸として活用しており、
ポルトガル語で石鹸を意味する「シャボン」と「手(テ」を組み合わせて、
「シャボテ⇒シャボテン⇒サボテン」と音が変化し、
「サボテン」と呼ばれるようになったそうです。
。。。はΣ੧(❛□❛✿)
「シャボン」は分かる。「手(テ)」ってなんやねん。
あ、手でその石鹸(サボテン)を使ったからって事?そんなことある?
疑問を持っているそこのあなた。
由来なんて、基本、そんなもんです。受け入れてください。
[育て方]
サボテンは基本、夏型なので、夏に成長します。
その為、夏の水やりが必須になります(その他の季節に関しては、ほぼあげなくて構いません)
ただ、夏の直射日光で、
葉焼けを起こし、状態が悪くなることがあるので、
置く場所には十分注意しましょう。
(日照不足だと、「徒長」と言って、変な形に伸びていきます。状態としてはあまり良くないです)
多肉植物② エケベリア(Echeberia)
多肉植物の中でも、馴染み深いものの一つだと思います!
「エケベリア」
ロゼッタ状(花のように見える)に葉を形成するのが特徴的で、
カラーもグリーンからホワイト、赤みがかったものなど、
様々な品種が存在し、人気がとても高いです!
今では、園芸種(交配種)も多く出回り、本当に様々な姿形の品種が出回っています。
[由来]
エケベリア(Echeberia)の名前の由来は、
メキシコ人の植物画家アタナシオ・エチェベリアに敬意を表して命名されたそうです。
。。。すごっΣ੧(❛□❛✿)
それが、学名になってんの、すごっ!!
どんな画家だったのか、みてみたかったけど、
Googleさんに聞いても出てこなかった。
[育て方]
エケベリアは基本、春秋型なので、春秋に成長します。
その為、春秋の水やりが必須になります(その他の季節に関しては、ほぼあげなくて構いません)
エケベリアは可愛いのですが、
徒長(日照不足に起きる現象)しやすいので、置き場は非常に重要です。
しっかりと日光が当たる場所に置くと、
このままの可愛い状態が維持できるので、屋外などはオススメです。
多肉植物③ センペルビウム(Sempervivum)
あまり多肉植物を見たことがない人からしてみたら、
「え?エケベリアと何が違うの?」と思うほど、似ている
「センペルビウム」
エケベリア同様、ロゼッタ状(花のように見える)に葉を形成するのが特徴的で、
見た目は、エケベリアよりも光沢感があり、みずみずしく見えます。
個人的な見解ですが、人気度でいうと圧倒的に「エケベリア」です。
でも、育てやすさでいうと、圧倒的に「センペルビウム」です。
[由来]
センペルビウム(Sempervivum)の名前の由来は、
ラテン語で「ずっと(semper)」と「生きている(vivus)」という意味の造語です。
これは、結構、私的に納得値が高くて、
本当に、丈夫で育てやすく、ずっと生きてくれるイメージありますΣ੧(❛□❛✿)
[育て方]
センペルビウムは基本、春秋型なので、春秋に成長します。
その為、春秋の水やりが必須になります(その他の季節に関しては、ほぼあげなくて構いません)
センペルビウムは、正直、何やっても長持ちする印象ですが、
日光と風通しは、ちゃんと良い場所に置いてあげてください。
多肉植物④ クラッスラ(Crassula)
多肉植物の印象的に、イメージする方も多いと思います!
「クラッスラ」
クラッスラは、本当に様々な形がありますが、
上部の画像の植物は、その中でも代表的な植物の一つ。
葉に光沢があり、先端が切られたように断面になっていることが特徴的な「ゴーラム」
別名「宇宙の木」と呼ばれます。
可愛いですよねΣ੧(❛□❛✿)
[由来]
クラッスラ(Crassula)の名前の由来は、
ラテン語で「厚い」という意味から付けられたそうです。
。。。いや、分かる。分かるけど、
多肉植物って、全部、分厚くねーか?
[育て方]
クラッスラは基本、
基本、夏型なので、夏に成長します。
その為、夏の水やりが必須になります(その他の季節に関しては、ほぼあげなくて構いません)
ただ、夏の直射日光で、
葉焼けを起こし、状態が悪くなることがあるので、
置く場所には十分注意しましょう。
そんな徒長しないイメージだけど、日照不足だと枯れます。
多肉植物⑤ ハオルチア(Haworthia)
「あ、こいつ、見たことあるなー」って方も多いと思います!
「ハオルチア」
ハオルチアには2種類のタイプがあり、
・透き通っていて、柔らかい肌感が特徴的な「柔葉系」
・しっかりとした色味で、硬い肌感が特徴的な「硬葉系」
どちらも人気が高い種類の一つです!
ちなみに上の画像は、硬葉系のハオルチア(その中でも代表的な品種『十二の巻』)です!
なんか上記の書き方だと、
物語始まりそうだなΣ੧(❛□❛✿) 『十二の巻』
[由来]
ハオルチア(Haworthia)の名前の由来は、
イギリスの植物学者Adrian H. Haworth(エイドリアン・ハウォース)氏の名前にちなんで、命名されたそうです。
これも、納得値高いかも。
なんか、いや、否定じゃない。否定じゃないんだけど、
エケベリアみたいに画家だと、
「え!?画家Σ੧(❛□❛✿)!?」ってなるけど、
植物学者だと
「おーーーい!ハウォース、頑張ったじゃーんΣ੧(❛□❛✿)」って肩組みたくなる。
。。。ハウォース。。。よみづれーな。
[育て方]
ハオルチアは基本、春秋型なので、春秋に成長します。
その為、春秋の水やりが必須になります(その他の季節に関しては、ほぼあげなくて構いません)
ただ、ハオルチアは他の多肉植物と違って、半日陰を好みます。
もし、家に飾りたいけど、日照が心配という方には、
真っ先にオススメする品種(ハオルチア)です!
多肉植物⑥ ユーフォルビア(Euphorbia)
「サボテンじゃないの!?」と、種類によっては、本当にサボテンみたいな見た目をしている
「ユーフォルビア」
ユーフォルビアは、様々な形のものが存在し、
その奇妙でかっこいい・可愛い形から、男女問わず、本当に人気の高い品種です。
[由来]
ユーフォルビア(Euphorbia)の名前の由来は、
ヌミディア王ユバ2世に仕えたギリシャ人医師エウポルボスの名前から命名されたそうです。
。。。どこ。
どことったの。ユーフォルビア。。。エウポルボス。。。
どことったの。
あと、ヌミディア王ユバ2世ってなに。王の後に、また名前(ユバ)入ってる。
ヌミディア王2世だったら、100歩譲ってわかる。ユバ入っちゃってるわ。真ん中に。
[育て方]
ユーフォルビアは基本、夏型なので、夏に成長します。
その為、夏の水やりが必須になります(その他の季節に関しては、ほぼあげなくて構いません)
ただ、夏の直射日光で、
葉焼けを起こし、状態が悪くなることがあるので、
置く場所には十分注意しましょう。
そんなに徒長するものではないですが、日照不足だと、やはりしてしまうので気をつけてください。
多肉植物はまだまだ沢山の品種がありますが、今回は代表的な6種類だけを記載させていただきました!
また、機会があれば、他のものも記載していこうと思います!
ご参考までに見ていただけたら幸いです!