正直、
花屋に就職ないしアルバイトを始めたら、まず驚くのが、そのギャップだと思います。
「いっぱい花束作って、アレンジメント作って、来てくださるお客様に喜んでもらえる!!」
という前向きな思いで始めたとしても、
どうしても、
実際にお客様と対面して花束を作れるのは、技術が上達してからになり、
それまでは、花のメンテナンスや接客・梱包作業に追われる日々を過ごします。
短くても3ヶ月、もっというと1年間くらい、そういう状況になるのを覚悟しておいた方がいいです。
なるべく早く、花屋として一人前になる為に、いち早く取り組んだ方がいいことを記載します!!
magu.の信頼性
本記事を書いている私は花屋歴9年目(花会社6年、個人3年)になります。
大学卒業後、すぐに最大手花屋に入社し、その後、店舗責任者や最年少エリアマネージャー・本部企画など花屋店舗に関するノウハウのある程度を経験。
現在は、個人で花屋をしております。
形態としては少し特殊で店舗を持たず、
様々な店舗様(業種問わず)の軒先をお借りして、毎日、お花の装飾兼販売。
本当にたくさんの支えや応援があり、
個人で動いてから、なんだかんだで3年目を迎えることが出来ました。
そんな私の実体験を踏まえ、
誰かのお役に立てたらと思い、このブログを始めさせていただきます。
花屋1年目!!技術向上の為に、いち早く取り組んだ方が良いこと
覚えることだらけで、毎日毎日、疲弊していくと思います。
ただ、そんな中でも、チャレンジし続けないと変化はないので、
個人的に絶対にやった方がいいことを記載します!!
頑張ってみてください!!
デザインが綺麗だと思う先輩に、率先して見てもらう・質問をする
どの職業にも共通してますが、いくら待っていようが、
業務中に業務以外のことを教える時間は、基本的に先輩や上司にはありません。
花屋の業務には、
制作の他にも様々な業務があり、それをひとつひとつこなしていくことになります。
(花屋の業務はこちらを参照ください▶︎)実際どんなことするの?花屋の基本的な業務【大手花屋・個人花屋比較編】
ですので、
ただただ、言われた業務だけを遂行していても、
いくらたっても、花の技術は向上しません。
向上しないどころか、花の制作を任せてもらえないので、ずっと同じことを繰り返すことになります。
個人的には
営業時間外に、花の制作をして、その花束を先輩に見てもらう他ないと思っています。
制作した作品を見る・アドバイスをするくらいの時間であれば、先輩が業務時間中であろうと可能です。
ただ、制作までを業務中にやろうとすると、さすがにそんな時間はなく、
また、そこに割く人件費もないので、そこは理解しておいた方がいいです。
もし、花屋でいち早く成長したいと考えてるのであれば
正直、このくらい図々しく生きないと時間が勿体無いと思っています。
「”デザインがいい”先輩にアドバイスをもらう」と記載しましたが、
これは嫌味を言うつもりはなく、
先輩(上司)にもそれぞれ得意不得意があり、
マネジメントが得意な人もいれば、デザインが綺麗な人、仕事が早い人など
様々な人がいます。
もし、いち早く成長したいと思うなら
それぞれの”得意”を見極めて、その理想の人に意見を聞くのが早いです。
闇雲にアドバイスをもらってもいいですが、
混乱することにもなるので、わざわざそこまでする必要はないと感じます。
SNSを活用する
SNSを活用しない手はありません。
SNSを活用する利点は、大きく2つ
- 『インプット』と『アウトプット』がどちらも出来る
- 履歴(実績)に残る(ポートフォリオになる)
1、『インプット』と『アウトプット』がどちらも出来る
様々な画像(花だけに問わず)を見て、知識を深めるという『インプット』は勿論
自らで写真(画像)を投稿して、その作品を俯瞰した形で自らで見る。また他人に見てもらう『アウトプット』が出来ることが重要です。
『インプット』だけだと、実際に自分がどう変わっているのかの判断ができない為、
『アウトプット』することが非常に重要になります。
また、SNSは良くも悪くも他人も見ることになるので、評価されるというプレッシャーにもなり、良い刺激になります。
2、履歴(実績)に残る(ポートフォリオになる)
初めから上手い人なんて、誰もいません。
ただ、練習すればするほど、その分だけ上手くなっていくのも事実で、
それが履歴として蓄積し、見返すと、成長を実感できます。
”実感すること”が必要な理由は、「継続していく」という面で効果があり、
人間は、成長の実感があると「継続していく」ことが楽しくなるので、そういった意味で『アウトプット』し、
技術の向上を図るのは大事なことです。
また、自分自身が努力してきた功績(ポートフォリオ)にもなります。
それほど、SNSという履歴に残るツールに価値があるので、率先して活用していただけたらと思います。
まだまだ初めは、学ぶものが多く大変だと思いますが、一つ一つを楽しんでもらえたらと思います。